プログラミングのググり方

更新: 2021/07/03, 作成: 2021/07/03

みなさんこんにちは、かじりです。今回はググり方です。方法は色々ありますのでわかる限り全部を記載してみました。このパターンどうすればいいんだ??って時は自分のtwitterで聞いてもらえればお答えできるかもしれません。

まちがったプログラミングのググり方

まちがったググり方というのがあります。それは二重引用符(")とハイフン(-)の使い方をまちがえたときや、ファイル名を含めた検索です。

二重引用符(")の使い方を間違えたプログラミングのググり方

まず、二重引用符とはダブルクォーテーション(")のことです。それを踏まえて解説します。この問題が発生するのはエラーメッセージをそのまま貼り付けて検索した時です。大体の場合、エラーメッセージはそのまま貼り付けて検索に使います。ところが、エラーメッセージは二重引用符が含まれていることがあります。こう行った時は、二重引用符を削除しましょう。なぜ削除するかというと、Google検索での二重引用符(")は特別な意味をもっているからです。特別な意味とは検索結果に必ず含めるというものです。これは使い方によってはプラスにはたらくのですが、エラーメッセージにはファイルの場所がよく記載されているのですが、ファイルの場所が二重引用符(")で囲まれている場合が多いです。その結果、その部分を含めた検索結果が見つかります。これでは本来意図していなかった検索結果となってしまう可能性が高いので思ったような検索結果がみつからない時は、二重引用符(")が含まれていないか、もう一度確認してみましょう。

ハイフン(-)の使い方を間違えたプログラミングのググり方

こちらも上記に似たようなパターンで発生します。エラーメッセージをよく確認せずそのまま貼り付けて検索した場合、エラーメッセージにハイフン(-)が含まれていることがあります。ハイフンはGoogle検索で特別な意味を持っています。検索結果から除外するというものです。これでは、本来検索したいワードが除外されている可能性があるので、本来見つかるはずの答えが見つかっていないかもしれません。ですので、もし欲しい答えが見つからない時は検索ワードを見直し、ハイフンがあれば削除することをオススメします。

ファイル名を含めてうまくいかないプログラミングのググり方

こちらもエラーメッセージの検索を行った時に発生しやすいです。エラーメッセージにはよく、ファイルの場所が含まれていることがあります。例えば「/home/desktop/kajiri/file」といった具合です。これらはグーグル検索で特別な意味を持つわけではないのですが、こういったファイルの場所が検索ワードに含まれている場合、ファイルの場所を検索ワードから削除すると良い結果が見つかるかもしれません。この理由は、そのファイルの場所はあなたのパソコンにしか存在しない可能性が高いからです。例えば先ほど記載した「/home/desktop/kajiri/file」こちらの文字列をみると、kajiriと含まれています。このようにファイルの場所にはユーザーネームが入っている場合が多いのですが、ユーザーネームは人によって異なるのでまず一致しません。このようなワードが含まれている場合、検索結果が思ったようにならない可能性があるので、ファイルの場所は検索ワードから削除してみると良いでしょう。

プログラミングのエラーメッセージのググり方

上記に記載したような二重引用符、ハイフン、ファイルの場所を除外する検索方法を基本として、エラーメッセージのググり方にはいろいろな方法があります。また、英語でググると見つかることもあるので英語で検索する時の方法も記載します。

必要な箇所をわかりやすくする

サブディスプレイや大きな画面があればエラーメッセージが表示されている画面(ターミナルやVSCodeなど)をサブディスプレイや大きな画面に表示しましょう。これがなぜ必要かというと、エラーメッセージが見づらいからです。自分の経験ではrubyのエラーメッセージがそうなのですが、1行のエラーが長く、途中でエラーメッセージが改行していることが多いです。こうなっているとエラーメッセージがみづらく、本来検索すべきエラーを見落としてしまう可能性が高いです。なので、もし大きな画面やサブディスプレイがあればそちらに表示しましょう。なければこの機会に購入してもいいかもしれません。

なるべくそのままのエラーメッセージでググる

最初の方で含まれてはいけない言葉として二重引用符、ハイフン、ファイルの場所を紹介しました。それらはまず除外していただいて構いません。ただ、それ以外のものはなるべく含めて検索を実行しましょう。どれかが検索に引っかかる可能性があります。

改行は含めないエラーメッセージでググる

また、なるべくそのままのエラーメッセージでググると書きましたが、複数行のエラーメッセージがある時はエラーメッセージを1行ずつ検索してみましょう。これの理由として、ソフトウェアに問題があった時は、githubStackOverflowに書くことがあります。この問題のタイトルにエラーメッセージを記載してあることがあります。この場合、複数行に渡ってタイトルにエラーメッセージが記載されていることは少ないです。また、タイトルはwebページで重要な意味を持っているので検索結果で見つかりやすいです。これらの理由から、検索ワードは複数行のエラーメッセージでなく、1行のエラーメッセージで検索しましょう。

エラーメッセージで見つからない時は状況を日本語に書き出して、それを英語に翻訳してググる

どうしてもエラーメッセージの検索で見つからないこともあります。そういう時は、まず状況を日本語で書き起こしてみるのがいいです。例えばJavaScriptでエラーを表示するのが思ったようにうまくいかないときがあったとしましょう。その場合は、その言葉を「〜する方法」で終わるような日本語にしましょう。

JavaScriptでエラーを表示するのが思ったようにうまくいかない

JavaScriptでエラーを表示する方法

この「JavaScriptでエラーを表示する方法」をDeepLに貼り付けて日本語を英語に翻訳します。

すると、「How to display an error in JavaScript」という英語が返ってくるので、その英語でGoogle検索しましょう。こうすると英語の結果ばかり返ってくるのですが、そのページをDeepLで翻訳しながら読むことで思ったような検索結果がでてきやすいです。「〜する方法」で末尾を終わらせなくても構いません。日本語で今発生している問題を書き起こし、それをDeepLで英語に翻訳して、Google検索するだけでも良い結果が見つかる可能性があります。また、not workを最後に入力して検索するのもオススメです。ちょっと範囲が広すぎてあてにならない結果が返ってくることもありますが、いいワードが思いつかない時とか使ってみてください。他にも、how toを先頭につけると見つかりやすいです。

Google検索のいろんな方法を活用したプログラミングのググり方

こちらの「プログラミングがわからないとき」の記事を書く際の参考にさせていただきました、Google検索に詳しいhubspotの記事1から特に便利なものをご紹介します。

site内検索を利用したプログラミングのググり方

これは非常に便利な方法です。あるサイト内の結果でのみ検索することができます。方法は「site:google.com 検索したいワード」といった感じです。注意点として、間にスペースを入れるのを忘れないでください。自分が使うのは公式サイトのURLで使うことが多いです。例えばTwitterやNoteを例にあげると「site:twitter.com」や「site:note.com」といった感じです。これのいいこととして、例えば、サイト内に設置してある検索フォームより精度が良いことがあるので、サイト内の検索フォームで見つからない時に、代わりにGoogle検索で上記のように「site:検索したいサイトのURL 検索したいワード」で探してみると見つかることがあると思います。

期間を指定したプログラミングのググり方

あなたは、もしかしたら古い記事を参考にして失敗したことがあるかもしれません。これを防ぐことができます。「after:2020/01/01 検索したいワード」といった検索方法です。こちらも間にスペースを入れるのを忘れないでください。これは他にも「after:2020 検索したいワード」のように使うこともできます。また、beforeもあるので古い記事を見つけたい時にも使えるかもしれません。これらによって対象の時期の記事が検索できるので、もう古い記事を参照していて間違えてしまったということは発生しないでしょう。

思ったより使わないが問題が発生する可能性がある方法

二重引用符(")を使うことでそのワードを含む検索ができたり、ハイフン(-)を使うことでそのワードを含まない検索ができるのですが、実際にプログラミングがわからなくて使ったことがあまりないです。ですが、最初の方で紹介したように、エラーメッセージをそのまま検索するとよくないことがあるので一応紹介させていただきました。


最後に

ググり方がわかってくると問題の解決が早くなります。上記に書いたような方法を参考に自分なりの検索方法を覚えて、素早く問題解決できるようになりましょう!

こちらの記事も参考になるかもしれません

プログラミングがわからないとき

脚注

  1. https://blog.hubspot.jp/update-how-to-search-in-google-x-advanced-google-search-tips-0-0